上野洋子/Johnny I hardly knew yeh

SSS-Simply Sing Songs-

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上野洋子によるアイリッシュトラッドのカバー集、カバー集なのにさり気なく自分の日本語歌を2曲混ぜてある、それに全く違和感がない。上野洋子は伝統の仲間入りを果たしてしまったらしい。
今回取り上げるのはJohnny I hardly knew yehという曲。

While going the road to sweet Athy, haroo,haroo,
While going the road to sweet Athy, haroo,haroo,
While going the road to sweet Athy,
A stick in my hand a tear in my eye,
A doleful damsel I heard cry;
Johnny I hardly knew yeh.

すみません、僕は英語に疎いのですが、頑張って訳しました(exciteで!)
── ジョニーは妻を騙し戦争に赴くのだけど殺されてしまい、それを妻が見てしまった、その妻を娘がみてしまった、というお話。
途中、貴方には手も足も目もないっていう歌詞があってぞっとします。最後にはジョニーは死体となって自分の島に帰ります。歌の最後で妻はジョニーが故郷に帰ることが幸せだと言ってるようなのですが、この歌詞にはdieとか直接死に繋がる単語は出てこないのです。
それは最愛のジョニーの死が認められないからでしょうか、手も足もない人間が生きているはずはありません。しかし目の前で起きた死を、誰がすぐに理解出来るのでしょう?


曲のバックグラウンドでは銃声が鳴り響いて止みません・・・